なぜあの人だけ早く帰れるのか? 「仕事が遅い人」と「仕事が速い人」の決定的な違い
仕事に追われている人と話をしていて驚くことがあります。それは、「仕事に追われている=仕事ができない」わけではないことです。むしろ、仕事ができてしまっているからこそ、仕事に追われている人のほうが多いように感じます。
仕事ができてしまっている人は、「自分でやったほうが速い」から自分でやる、「人に振るのは難しい(申し訳ない・やれるかどうか怪しい)」から自分でやる、「多少ムリすれば自分でできそうだ」から自分でやる、と、どんどん自分の仕事を増やしているのです。
たしかに自分でやったほうが速いこともあるでしょう。ですが、そうすることで、本当に重要な仕事、あなたがやるべき仕事に割く時間が取れなくなり、その仕事のクオリティが下がってしまっては本末転倒です。求められたことでより良い結果を出すために、「できる」仕事であっても「やらない(捨てる)」判断をすることが必要なのです。 そうすることで、本来自分がもっている能力を最大化して発揮でき、仕事も速く進みます。
捨てる仕事を決めてしまうことで様々なメリットがあります。多くの人や会社がやってしまいがちな「捨てるべき仕事」の実例を紹介していきましょう。
「意識高い系」を演じるのはやめる
一時期流行った「意識高い系」という言葉、皆さんは覚えているでしょうか。
意識高い系の人をひと言で言うと、「自己成長・ビジネス・未来を語るのが大好きだけど、実態はふわっとしている人」、つまり、本当に意識が高い人とはちょっと違います。意識を高くもとうとするのはとても素敵なことなのですが、彼らを見ていると、意識高くあるための取り組みが成果に結びついていない場合も多いように感じます。例えば、次の通りです。
・とりあえずマインドマップ
マインドマップは良いツールですし否定しませんが、労力と時間がかかる場合もあります。おしゃれなので「整理できた感」だけはありますが、連想に力が入ってしまい、本当に言いたい部分が埋もれてしまっていることが多々あります。他の人と共有する資料としては割に合いませんので、相手から求められたのでなければマインドマップは捨ててしまいましょう。
・カフェでパソコン
カフェでパソコンを開いているだけで仕事した気になったこと、ありませんか?コーヒー片手にパソコンを開いて、粛々と仕事をしていたつもりだったけど、ふと我に返ると、実際はTODOリストの整理をしていただけ(実働ゼロ)、ネットサーフィンしていただけだったなど。思い当たる節があるのであれば、今すぐ捨ててしまいましょう。



















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