せっかちなのに丁寧な「できる人」の仕事術 「考える手間」を減らして時間を確保する方法
なお、iPadなどデジタルで描くこともありますが、その場合は「取り消しをしない」ようにしています。「取り消し」は便利な機能ではありますが、せっかくのアイデアの流れを止めてしまうので、使わないように気を付けています。
そうしているうちに、いつしか無心で手が動いてくれるようになります。
必然的に、作業のスピードが上がります。
考えない工夫をする
せっかちな人は余計なこと・余分なことを「考える」時間をもったいないと思うので、考えなくてもいいことは徹底的に排除しようとします。
考える時間が短ければ、すぐに行動できるからです。
このスタンスを、仕事にも活用します。
たとえば毎日の生活や仕事における「準備」。
服装や食事など毎日行うことをパターン化・ルーティン化することで、余計なことを考える時間を減らせます。
「出社したらメールチェックから始める」といったマイルールを決めることも該当するでしょう。普段ランチで使う店の選択肢を絞っておくことも、考えない工夫のひとつです。
テクノロジーを活用するのも有効です。
検索する、ChatGPTを使うなど、考える代替手段を用いる・自動化されたシステムやアプリを積極的に活用するなどが挙げられます。
ChatGPTを使えば、長文を要約したり定型的な質問に回答させたりといったことができますし、集めたデータを分析・スコアリングして、見込み客の属性によって情報を自動配信するといったオートメーションツールの利用も増えています。
AIの利用によって、アイデアを無数に量産させるなど「知的生産」への活用も広がっているので、うまく使えば「考えない工夫」の後押しになるでしょう。
私も昔から「考える」ことが億劫で面倒だと思うタイプで、日々の生活の中で極力余計なことを考える時間を減らしたいと思っています。
とはいえ仕事柄、考えることは大事なこと。そこで、肝心なときに考えるパワーを残しておけるよう、忙殺される仕事の中でムダな作業を減らす工夫をしています。
一例を挙げると、
・打ち合わせ場所は決まった場所を指定する(いちいち探す手間が省ける)
・テンプレートやフォーマットを活用して文書作成を効率化する(同じ作業を繰り返す手間が省ける)
・フォルダやファイル名に命名規則を作る(検索にかかる時間が短縮できる・誤操作が減る)
・OCRで手書き文字をデジタル化する(文字起こしをする手間が省ける)
などです。「自動化」「仕組み化」できるものはツールも活用して、できるだけ手間を省いています。
そのぶん、ムダな作業を減らして確保できた時間は、重要な業務に回します。
たとえば、アイデアやデザインを考えるときは「自分たちだからこそ向き合える」と顧客の顔や未来を想像しながら、手間を省かないように意識しています。
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