「人間は、一度に考えられるのは3つまで」複数のタスクを同時にこなすにはコツがある!凄腕ITコンサルが実践する≪T字ラインで並列化≫を紹介

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並列化の上手なケース
(『仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流 仕事の基本』より)

パラレルタスクとは、まとまった「時間のカタマリ」を使って「直列」に進める仕事術だといっても過言ではないのです。パラレルタスクが苦手だという人こそ、「同時並行」という考え方に惑わされず、直列で集中して取り組みましょう。

T字ラインを活用した仕事の進め方

このT字ラインの考え方は、1つのタスクにおいて多岐にわたる視点や取り組みをしなければならない場合にも有効です。そこで、ここでは資料をつくるというシチュエーションで活用してみましょう。例えばあなたが「固定資産管理の業務マニュアル」を作成することになったとします。

最初はT字ラインの横の線です。広く見渡して、書くべきトピックを考えましょう。固定資産には「登録」「変更」「除却」「売却」「償却費の計算」「法人税申告」といった業務のトピックがありますね。ここで「トピックを考えたからいったん終わり」とするのはNGです。ここはまだ、キリのいいところではありません。

というのも、ここで区切ってしまえば、あとで掘り下げて考える際に、二度手間が生じてしまうからです。おそらくあなたは、トピックを洗い出す際に、少しは具体的な中身をイメージしていたはずです。その思考を逃さず、すかさずT字ラインの縦の線として思考を深め、中身のマニュアルもつくり始めてしまうのです。

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