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ハーバード大学をはじめ、エリート大学への圧力を強めるトランプ政権。その先にある米国の将来像とは

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学生によるガザ紛争をめぐる抗議デモの様子
学生によるガザ紛争をめぐる抗議デモは、政府から大学へ圧力がかかる一因となった(写真:Sophie Park/The New York Times)
アメリカの心臓部で何が起きているのか。専門家が「ワシントンの深層」を分析。【隔週日曜日更新】

トランプによるエリート大学への攻撃が止まらない。

トランプは第1次政権時から、高等教育機関の役割を疑問視していた。2017年には「企業が必要とするスキルを高等教育機関は提供していない」、「必要なのは、スキルを手にするためのapprenticeship(見習い)プログラムだ」などとホワイトハウスの発表で述べ、業界主導の「認定見習い制度」を創設。政府によるプログラムと並行して進められた。

トランプが望む教育機関

トランプにとって、高等教育は頭でっかちなのだろう。大学は高度な知識を授けながら独立心を持った教養人を育てることを目的とするが、そうした教育よりも、実践的スキルを身に付ける職業訓練に重心を置きたいわけだ。

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