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共和党が団結する事情 トランプ批判は広がらず

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共和党内からも批判が相次ぐトランプ大統領だが、自身は党の「グレートな団結」に自信を見せる。中間選挙を控えた共和党議員の複雑な事情とは。

共和党支持者の間ではトランプ大統領への支持率は8割。高い支持を背景に強気の姿勢を崩さない(AFP/アフロ)

10月25日、ドナルド・トランプ米大統領は「共和党内には『グレートな団結』がある」と発言した。

これは、アリゾナ州選出のジェフ・フレーク上院議員によるトランプ批判に対抗したものだ。フレーク上院議員は、来年の中間選挙への不出馬を表明したうえで、トランプ大統領の言動を「無軌道で、でたらめで、みっともない」と批判。仲間の共和党議員にも「トランプ大統領の言動をこれ以上許容せずに声を上げるべきだ」と呼びかけた。

身内からの批判はフレーク上院議員にとどまらない。トランプ大統領は10月8日、来年の中間選挙に出馬せず引退することを表明した共和党のボブ・コーカー上院議員に関し、「コーカー氏は再選するため、私からの支持を『懇願』した。私が『NO』と言うと彼は撤退した」とツイートした。これに対してコーカー上院議員は、「私は(トランプ大統領からの支持について)結構です(No Thanks)と言った」、「ホワイトハウスは(トランプの面倒を見る)『大人の託児所』になっている」と反撃し、非難合戦が繰り広げられた。

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