「人間は、一度に考えられるのは3つまで」複数のタスクを同時にこなすにはコツがある!凄腕ITコンサルが実践する≪T字ラインで並列化≫を紹介

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というのも、「時間で区切る」ときのゴールは、「その時間でできるところまで」と曖昧になります。

また、決めた区切りの時間になると、どんなに考えが整理できて波に乗っていたとしても、道半ばで強制中断して別のタスクに着手することになります。再開するときにもどこまでやったかを再確認しなければなりません。

結果として無駄な時間が多くなり、トータルで時間がかかることになってしまいます。特に複雑なタスクを進めている場合には、最悪の進め方といっても過言ではありません。どのタスクも中途半端な状態になり、期限を迎えてしまうことも珍しくありません。並列化する際には、時間を区切りながら「バランスよく」「均等に」少しずつ前に進めようとしてはいけないのです。

タスクの「キリのよいところ」とは?

では、優秀な人はどのようにこなしているのでしょうか?

「タスクごとにキリがよいところを見極めて、そのキリがよいところまでは1つのことに集中してやりきる」という進め方です。

例えばタスクAはドラフト作成に3時間かかると見込むのであれば、午前中に集中して一気に片づけてしまいます。小分けにしてパラパラやろうなどということはしません。一気に作業を進めることで、全体の整合性も取りやすくなります。

タスクBやCも同様です。調査を終わらせたり、方針を考え抜いたりといった「何かのキリまで終わらせる」ことを目標に組み立てていくと、時間内にどこまでやるべきかのゴールが明確になりますし、手戻りも圧倒的に減らすことができます。

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