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〈名著は知っている〉文豪・谷崎潤一郎が説く「文章術」(中編)/谷崎「文章上達には実地訓練が大事」

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谷崎潤一郎『文章読本』中公文庫
谷崎潤一郎『文章読本』中公文庫
ビジネスに効く名著のエッセンスを識者がコンパクトに解説する。【原則土曜日更新】

「1万時間の法則」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。ジャーナリストのマルコム・グラッドウェル氏の著書に登場する言葉で、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、最低でも1万時間が必要だと説いたものだ。

はっきりとした時間数こそ明記されていないが、谷崎潤一郎の『文章読本』にも似たようなことが書かれている。しかし、努力は本当に報われるのだろうか。

文章の上達法

文章術のマニュアルである以上、谷崎の『文章読本』は、その腕の上げ方が内容の中核となる。それは「文章の上達法」と題される第二章にて詳しく説明されている。

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