国語デキない人「文章力上げる」たった1つのコツ 国語の授業で学んだ、伝わりやすくなる要素

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辻宗孝 西大和学園
(画像:東大・カルペディエム作成)
「文章を書くのが苦手」「何を書いていいかわからない」。そんな悩みを抱く人も多いのではないでしょうか。『一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書』を上梓した辻孝宗先生は、毎年東大合格ランキング上位に入る、全国屈指の難関校・西大和学園で国語を教えています。辻先生が文章書くのが苦手な人でも、書けるようになるためのコツをお話しします。

「国語の授業の存在意義とは何か?」

私はよく、生徒たちに国語を教えながら、この疑問について考えています。

多くの人は国語の授業で、言葉や漢字の勉強をしたり、昔読まれていた文章を読んだり、国語の入試問題を解いたりしてきたことでしょう。

そんな中で、生徒が国語の授業を通してどんな能力を身に付けることができれば、大人になってからも「国語の授業は意味のあるものだった」と思ってもらえる機会が多くなるのだろうか、と。

国語は「問いの技術を磨くため」のもの

私の中でのこの疑問に対する答えは、「問いの技術を磨くため」というものです。

国語ができる人は、きちんと文章を読むことができて、文章を書くことができる。プレゼンもうまくて、相手の話を理解することができる。そのようなイメージがあると思います。

読解・説明・理解・作文……これらの能力が、国語の授業を通して身に付けることができる能力だと考えている人が多いと思いますが、実はこれらに長けている人に共通するのが、「問いの技術があること」なのです。

文章を読んだり、文章を書いたり、誰かと会話をしたりするときにも、結局求められている能力というのはただ1つ、「問いの技術」だと言えるのです。

といってもわかりにくいと思うので、1つみなさんに例を出しましょう。

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