習得すればビジネスの幅広いシーンで活用できるスキルだ。
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ビジネスにおけるロジカルライティングとは、論点・要点が非常にわかりやすく、人によって解釈の幅がないよう伝わる文章を書くことだ。アートや文芸作品はさまざまな受け取り方ができるが、ビジネス文章はそうであってはならない。
経営コンサルタントという私の立場であれば、「課題の解決」といった結論を示したうえで、放置するとどうなるか、解決することでどう改善するかについて、事例やデータを使いながら解説する。内容に面白みはないが、誤解されないよう伝えられる。
同じ文章でも情緒に富んだコラムや経営者のあいさつとは対極にあると考えている。
理路整然でないといけない
現在はコミュニケーションメディアが多様化しており、SNSでバズりたいならロジカルな文章は相手の琴線に触れないかもしれない。
一方、メールやチャットは冗長だと認識にズレが生じるおそれがある。書面は証拠として残せるからこそ、理路整然でないといけない。タイパ重視の昨今だからこそ、ロジカルな文章は書き手にとって文章作成の効率化、受け手にとっては理解のしやすさなど、双方にとってメリットがある。
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