浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は中学でドイツの日本人学校に入ったものの学校の環境に馴染めず、通信制高校に籍だけ置き、4年間自宅勉強を続けて東京大学文科I類に合格。卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに1年勤務し、独立して現在株式会社Overfocusを経営している神田直樹さんにお話を伺いました。
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高校生活の青春をすべて諦めた
小さなころに大きな夢を掲げても、多くの人は成長するにつれて現実に直面し、折り合いをつけていくことになると思います。
今回インタビューをした神田直樹さんも中学3年生のときに「学校を作る」という夢を抱き、その夢のために東京大学に合格することを目指しました。彼の通っていた中学校での順位は11人中4位。東大を目指すには心許ない成績で、実際に彼は一度、東大に落ちて浪人を経験するという挫折を味わっています。
しかし、神田さんは高校で得られる青春をすべて諦めて自宅で4年間勉強し、生活のすべてを東大合格に捧げた結果、浪人の1年間で合格最低点から83点差で合格しました。そして今、教育系の会社を立ち上げて、かつての自分の夢に向かって突き進んでいます。
今回は彼のエネルギーの源泉に迫っていきます。
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