浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか?
自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は、水戸第一高等学校から2浪して東大に3回挑戦するも、僅差で受からず中央大学法学部に進学。浪人期間に教育格差をなくしたいという意識が芽生え、大学進学後にYouTubeチャンネル『PASSLABO』を立ち上げて「くまたん」の名前で活動。大学卒業と同時に広島桜が丘高等学校の副校長になった桐原琢さんにお話を伺いました。
著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。
浪人で教育に対する意識が芽生える
「24歳で高校の副校長になった人」と聞いて、みなさんはどういったイメージを持たれるでしょうか。
受験戦争を勝ち抜いてきた、ものすごいエリートだと思われる人もいるかもしれません。しかし彼には2浪して東大に3回挑戦するも受からず、最終年は最低合格点からわずか1点足りなかった、というつらい経験がありました。
現在につながる彼の教育に対する熱意・意識が芽生えたのは、浪人時代の経験からだったそうです。
今回は若き副校長の素顔に迫っていきます。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら