「5浪で明治大学に合格」した彼の"驚きの顛末" 周りに迷惑をかけないよう、3つのルールを作る

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5浪で明治大学に合格した室井さん。社会人になった室井さんに起きた衝撃的な出来事とは(写真:室井さん提供)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて2分の1になっている現在。「浪人してでも、志望する大学に行きたい」という人が減っている一方で、浪人生活を経験したことで、人生が変わった人もいます。自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した濱井正吾さんが、さまざまな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったこと・頑張れた理由などを追求していきます。今回は2浪で日本大学に入学した後、大学3年生で仮面浪人を決断し、5浪の年齢で明治大学に入学。大手企業を含む4社の内定を獲得した室井宏樹さん(31歳)に話を伺いました。

みなさんは「仮面浪人」についてどう思われますか?

「なんで一度大学に入ってまでそんな選択をするの!?」と多くの人は思われるかもしれません。私の知人の仮面浪人生は、そのほとんどが第一志望に落ちて後悔をぬぐえない、いま通っている大学に馴染めない、など切実な思いを持ってこの決断をしています。

彼らの多くは、成功しても失敗しても周囲からの遅れが1年で済み、まだリスクが少ないため、現役で大学に入ったその年のうちに再受験を決断します。

しかし、今回お話を伺った室井宏樹さんは、2浪で入学した日本大学の3年生の秋に仮面浪人を決断し、明治大学に5浪の年齢で入学した方です。

きっとこの経歴を聞くと、ほとんどの人が「就活から逃げているんじゃないか」、「親に甘えているんじゃないか」という感想を抱くと思います。

受験費用をすべて自分で稼いで挑んだ

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しかし、室井さんは自分で受験費用をすべて稼ぎながら、浪人生活をやりぬいたことが自分自身の意識を大きく変え、5浪で広告代理店やテレビ局から内定をもらう”大成功”につなげたのです

どうして、5浪の年齢で大学生活をやり直そうと思ったのでしょうか?浪人生活から何を得たおかげで、彼は就職活動を成功させたのでしょうか。

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