
※写真はイメージです(写真: ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は4浪して東京理科大学理学部第二部に合格した、じゅんさん(仮名)にお話を伺いました。
4浪して東京理科大学に合格

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今回お話を伺ったのは4浪して東京理科大学理学部第二部に進んだじゅんさん(仮名)です。
じゅんさんは、出身高校から誰も進学者がいない東京大学を志望するも、途中で「受験うつ」のような症状に悩まされ、受験期間の記憶がない状態を経験しました。
そうしたメンタル面の不調に悩まされ、結果的に4浪を経験しました。
しかし、最後にはそれを克服して、東京理科大学の合格を手にします。
どうして彼は精神面の不調を克服できたのでしょうか。トラウマにもなりそうなつらい浪人生活を経て、彼は何を得られたのでしょうか。
じゅんさんは栃木県の郊外に生まれ育ちました。
幼少期の彼は、多数決をとるときにいつも少数派の意見に手を挙げる、目立ちたがり屋だったそうです。
彼の通った小学校は、入ったときは全校生徒が100人に満たないくらいで、同級生は10人ほどでしたが、小学校2年生のときに学校が合併したことで同級生が90人くらいに増えたそうです。
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