1年間、勉強をやり抜いたじゅんさん。過去最高の結果になる予感がする中、5度目の共通テストに臨みます。しかし、1日目に大きな失敗を犯してしまいました。
「最初の科目で地理Bを選択するつもりが、間違えて地理Aの問題を40分間解いてしまったのです。その瞬間、頭が真っ白になりました……。なんとか残り20分で地理Bの問題を終わらせたので、この日は集中できなくなって残りの英語・国語も実力を出しきれませんでした」
2日目は実力通りの結果が出たそうですが、1日目に大きく失敗したことが響き、共通テストは55%。
この年こそは合格を手にしようと思い、前期で長崎大学工学部、中期で公立諏訪東京理科大学工学部、後期で岐阜大学の工学部を出願するもすべて不合格に終わります。
その一方で、中期の前に出願した東京理科大学理学部第二部に合格し、ようやく4浪で進路が決まりました。
「共通テストの結果を見て、これはまずいと焦って、いろんな大学を探していました。その過程で見つけたのが東京理科大学理学部第二部で、ネットで過去問を見て『解ける』と感じたので急いで出願しました。無事、合格できてよかったです」
後悔を残さなくなった
現在、東京理科大学の1年生としてキャンパスライフを送っているじゅんさん。浪人してよかったことを聞いたところ「後悔を残さなくなったこと」、頑張れた理由については、「過去に成功した人も、孤独の中、何かを成し遂げていたことに励まされたから」と答えてくれました。
「僕は浪人をしたことに関してはあまり後悔していません。6年間目標を目指して勉強をして、無理なことは無理だと割り切れるようになりました。もう少しやっておけばよかったと、コンプレックスを残さなくて済んだことが自分にとってよかったです」
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