日本では、2022年4月から小学校・中学校・高校での金融教育が義務化された。おこづかいで自ら投資にトライする小学生もいるなど、ちまたでは「早めの金融教育」が当たり前になりつつある。
韓国でベストセラーになっている『
投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』の著者で金融アナリストのパク・ソヨン氏は、これから社会人となる20歳の娘に向けて「1日でも早く投資をはじめなさい」としつつも、「まず投資資金を貯める」「給料をあなどってはいけない」と、投資の前段階ともいうべき基礎を強調する。
その基礎を身につけようとする子ども世代に対して、行うべき教育とは。
パク氏と同じく金融業界で10年以上活躍し、2人の娘を育てる申真衣(しん・まい)氏に、家庭での「お金の教育」について語ってもらった。(※本稿は前・中・後編の中編です)
「お金の失敗」は額が小さいうちに
先にも言いましたが(前編)、私は母の教育で、おこづかい帳をつけたり、お年玉を貯金したりしていました。もちろん子どもですから、お小づかい帳の収支が合わなかったりしていたのですが、「おこづかい帳はつけるもの」「貯金はするもの」と思って育ちました。
でも、我が家の9歳と5歳の子どもたちに対して、むやみやたらに「貯金したほうがいい」と言うのは違うのかなと思います。むしろ、「お金の失敗は早いうちにしたほうがいい」と考えています。
社会派ブロガーのちきりんさんのコラムを読んで、そう思うようになりました。大人になって大きな金額を扱って失敗するより、「使い切っちゃった」という経験もしたほうがいいのかなと。
だから、貯めなさいとは伝えていないのですが、長女は「お年玉をもらったら貯金したい」と言います。
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