「5浪文系が理系の院に」無気力だった彼の変貌 1浪で入った大学に慣れず休学、その後の彼は?

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休学期間を経て、彼が見つけた本当にやりたかったこととは(写真: mits / PIXTA)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は、1浪で関西大学に進学したものの、授業内容や人間関係に悩み、適応障害になって休学。療養期間で自分の学びたいことに気づき、再び大学受験に挑戦することを決意。猛勉強の末に5浪目の年齢で大阪大学経済学部に合格し、現在、大阪大学大学院工学研究科修士1年生のなかたにこさん(仮名)にお話を伺いました。
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大学に行けなくなってしまった

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学校生活や社会人生活を送る中、授業や、仕事内容、人間関係で、一度でも悩んだことがある人は、きっと多いのではないでしょうか。

今回インタビューをさせていただいた、なかたにこ(仮名)さんも、1浪で進学した関西大学で興味のない授業を受けたり、友達ができなかったことで、学校に行けなくなってしまった経験がありました。

しかしその休学期間で彼は自分の本当にやりたいことに気づき、5浪目の年齢で大阪大学に入り直すことができたのです。

今回はその空白の期間で彼がどう変わったのかについて、迫っていきます。

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