「4浪建築学科合格」でも、彼が語る"努力の虚しさ" 学校でのいじめや親との関係で悩んだ日々

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濱井正吾 浪人 建築
※写真はイメージです(写真:polkadot / PIXTA)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は4浪で中堅私立大学の建築学科に合格し、現在は建築士として活躍している安藤さん(仮名)にお話を伺いました。
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馬鹿にした人を見返したかった日々

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今回お話を聞いた安藤さん(仮名)は、4浪で中堅私立大学の建築学科に進学し、現在は建築士として働いている方です。

今でこそホワイト企業で働いているものの、高校時代までは理不尽ないじめやパワハラに遭い続けていました。

安藤さんは、大学受験で自分を馬鹿にした人たちを見返すために、自宅で猛烈に勉強を重ねます。しかし、1日15時間にも及ぶ受験勉強を3年続けた安藤さんは、精神状態も限界に陥りました。その状態を救ったのは、4浪目で初めて予備校に通ったことでした。

なぜ、4浪目で初めて予備校に行く決断をしたのか。予備校に行って、何が変わったのか。浪人の日々を経て「努力はもういい」と悟った彼に、目標であった建築士になるまでの道のりを聞きました。

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