【東洋経済オンラインで2023年3月19日に公開した記事の再配信です】
みなさんは、大学の勉強が役に立たないと思ったことはありませんか。
「学生の学力は大学受験がピーク」と言われることもあるように、大学に入ってからはむしろ学力が衰退するイメージがあるかもしれません。
しかし、今回インタビューしたささちかさんは、1浪で進学した岩手大学の授業を受け続けて、その後の受験に通ずる確かな学力を身につけた後、7浪で一橋大学に合格しました。
すべては一橋に合格するため猛勉強
岩手大学在学の際に取得した単位は245。これは一般的な大学の卒業要件単位が120程度であることを考えると、普通の学生の倍の勉強をしたことになります。これも、すべては一橋大学に合格するためでした。
何が彼を駆り立てたのか。なぜ、大学を一度卒業してまで一橋大学にこだわったのでしょうか。
1976年に中国地方に生まれたささちかさんは、生後1年半で岩手県に引っ越しました。岩手県での生活は、苦労が絶えなかったそうです。
「小学校から中学校にかけて、言葉遣いが普通の子と違うので”変わった子”として扱われました。だから、よくいじめのターゲットになりました」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら