現在、なかたにこさんは文系の経済学部から理系の工学研究科に進み、大学院の修士1年生。5歳離れた同級生たちと仲良く研究をする日々を送っているそうです。
大学院の工学研究科に進学
「大学生活の2年目からコロナの時期になって全部オンライン授業になってしまったんですが、その時期に理系の他学部の講義を空きコマに全部入れて勉強していたんです。いろいろと授業をとっていくうちに、機械学習やAIにも数学が応用して使われていることに興味が出て、人工知能の理論の研究をしたいと思いました。そのため院ではまったく別分野の工学研究科に進学しました。
今までの中学・高校の自分だったら考えられない選択です。でも、浪人をしたおかげで自分がどうしたいか、どう生きていきたいかを考えたときに『このほうが面白いから』と思えたので、覚悟を決めて進学できました。大変な選択だとわかっていますが、今でも学問的な探究心を持ち続け、興味のあることを突き詰められています。将来はこの道の研究職に就きたいと思っています」
「勉強できること自体が幸せなことだと気づけました。謙虚に、感謝して頑張ります」と語った彼の5年間は、その長い年月以上に彼の内面をめざましく成長させたのだと感じることができました。
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