浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は2浪で東京理科大学に合格し、いったん進学するも仮面浪人を決意。4浪で早稲田大学文学部に合格し、卒業した後、大手ゲーム会社に就職。現在は日本・世界でも大人気のゲームのクリエイターとして活躍している栗山和基さんにお話を伺いました。
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誰もが美大に進むと思っていたが…
今まで人生観が劇的に変わった瞬間を、皆さんは覚えているでしょうか。
今回お話を伺った栗山さんは、絵のコンクールで最優秀賞を受賞するほど芸術の才能があり、周囲の誰もが美大に進むと思っていました。しかし、彼は高校3年生のときにオープンキャンパスに行ったことがきっかけで早稲田大学に憧れを抱き、大きな進路変更を決意します。
ところが当時の彼の進研模試の偏差値は18と、年齢と一緒でした。
周りからは勉強には向いていないと思われていた彼でしたが、4浪を経て少しずつ偏差値を上げ、早稲田大学に合格し、現在は念願であったモノを作る仕事に就いています。
どうして彼は自分の人生を大きく方向転換したのか。長い浪人期間で、彼は何を学んだのか。彼の人生に迫っていきます。
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