「文系学生は門前払い」就活に苦しむ院生の嘆き 研究時間減少、企業の理解の少なさ等の問題も

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文系院生の就活の実態とは(写真:foly / PIXTA)
大学院生が毎日をどのように過ごしているのか、一般的にはあまり知られていない。調査や論文の執筆、教授の手伝い、学部生のサポートなど忙しい日々を過ごしているが、そのような現状が知られていないばかりか、大学院生を採用の対象にしている企業にも理解されていない、と感じている大学院生は多い。
特に文系の大学院生は、就職活動で学部生に対するアドバンテージもなく、同じ条件で就職活動をしなければならないケースが多い。しかも就職活動の早期化や長期化によって、研究の時間を大きく削られている実態がある。大学院生の現状を明らかにしていくこの連載の2回目は、大学院生が悩む研究と就職活動の両立について、文系の大学院に通う女性に話を聞いた。

研究活動と就職活動の両立は困難

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「大学院に進学したものの、思ったよりも就職活動に研究する時間を取られると感じたのが率直なところです。就職活動が早期化していることで、研究と就活の両立は大変だと感じている大学院生は少なくないのではないでしょうか」

自身も研究と就活の両立に苦労したと話すのは、地方にある公立大学の大学院修士課程2年に在籍しているAさん。大学院では都市計画などについて研究している。話を聞いた7月は、10月の中間発表に向けて修士論文の執筆が本格化するところだった。

Aさんは今年5月頃まで、精神的にも肉体的にもきつい日々が続いた。それは、思っていた以上に就職活動の期間が長く、多くの時間を割かなければならなかったからだ。

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