大学院で国文学を専攻
「将来たくさんお金を稼げるようになりたいと考えている人にとっては、文系の大学院はあまり進学する意味がないのかもしれません。専門性を生かして就職することは難しいのが現状です。
けれども、大学院でしかできない研究はたくさんあります。研究を通して自分の考え方を確立するとともに、研究の成果を社会に生かしていくこともできます。文系大学院は、もっと社会に理解されてもいいのではないでしょうか」
「文系大学院で学ぶ意義を感じている」と話すのは、金城学院大学大学院博士前期課程2年生の山口朝香さん。文学研究科で国文学を専攻している。
金城学院大学文学部の日本語日本文化学科を卒業後、就職して1年間働いてから大学院に進学した。研究しているのは鎌倉時代に成立した歴史書の『吾妻鏡』だ。


















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