米国のシンクタンクは、「権力者」だった 日本人は"研究所"の実態を知らない

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 「プロフェッショナル対談」は、次の時代を切り開くリーダーと対談し、キャリアについてのホンネを引き出すコーナー。今回は、東大の特任講師で、米国のシンクタンクであるブルッキングス研究所の客員研究員としても活躍中の佐藤智晶先生です。

 

前回の対談 働くママの評価制度は成果主義でいこう

「ブルッキングスでいつか働きたい」

塩野:佐藤先生は米国のシンクタンクであるブルッキングス研究所にも客員研究員として籍を置いておられますが、私たち日本人にとってシンクタンクというのは、いまひとつよくわからない存在です。シンクタンクとはどういうところで、なぜそこで働くことになったのか、まずはそこに至るまでのキャリアをお聞かせください。

佐藤:私は2007~2008年にかけてワシントン大学に留学していました。同じくロースクールに留学していた塩野さんともそこで出会ったんですよね。その頃から医療政策について研究したいと思っていました。

その頃、米国の医療制度は評判が悪くて、改革の必要性が叫ばれていた。そこでワシントン大学と関係の深いブルッキングス研究所というシンクタンクに、経済部局医療政策部門ができたのです。それで、いつかそこで働いてみたいと思うようになりました。

そうこうするうち、2012年に文部科学省で、“2カ月間、どこの研究機関、どこの会社、どこのシンクタンクに行ってもいい”というプログラムができた。私は東大の特任講師として働いていましたが、「それに行ってきたらどうだ」と私の上司が言ってくれまして、さらにワシントン大学の歴代の医学部長2人が、インターンとして滞在するのを強力に支援してくれたおかげで、2カ月間そこで働くことに成功しました。

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