タツノコプロ「合理化を推し進めはしない」

桑原社長に聞く老舗アニメの新戦略(下)

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「プロフェッショナル対談」は、経営共創基盤のマネージングディレクターである塩野誠氏が、次の時代を切り開くリーダーと対談し、キャリアについてのホンネを引き出すコーナー。今回のゲストは、日本テレビ放送網出身で、タツノコプロの買収をまとめあげ、現在、同社の社長を務める桑原勇蔵氏。職場づくりや、今後の展開などを聞いた。今回は、その後編。

※前編はこちら:日テレが、タツノコプロ買収で目指すこと

塩野:タツノコプロの親会社が日本テレビになったことで、何か新しい展開は始まっているのでしょうか。

桑原:今もテレビ東京さんで『プリパラ』を、フジテレビさんとは『サイコパス2』を制作させていただいています。当たり前なのですけど、日本テレビだけにこだわって仕事をするつもりはまったくありませんし、各放送局さんとの関係はこれまで以上に広げさせていただきたい。そのためには、企画力・制作力をさらに高めていく必要があります。一方、日本テレビの関係でいうと『ガッチャマン』や『ハクション大魔王』といったタツノコキャラクターを『ZIP!』など既存の番組と結び付ける。そのような取り組みをさらに進めていきたい。

新作のテレビシリーズでリメイク版を作るのとは違った形で、キャラクターの認知を広げられる。非常に効果的な手法だと思います。

ドロンジョは女性にも人気!

塩野:なるほど。今後、売り出していきたいキャラクターは何ですか?

桑原:「ドロンジョ」を育てたいと思っているんです。知名度が高くて若い女の子とかにも非常に人気がある。実写版『ヤッターマン』の深田恭子さんの印象がすごく強烈だということもあります。タツノコプロに移ってから、幅広い年齢層の女性から「私、ドロンジョ様好きなんです」とよく言われるので、「おっ、これは行けるかな」と思いまして。

塩野:ドロンジョ様は女性受けのする「憧れキャラ」となる可能性がありますよね。「ドロンジョ様に怒られたい」とかいいじゃないですか。

桑原:それ、いただきます(笑)。弊社の株主にホリプロさんがいらっしゃって、堀義貴社長には社外取締役として入ってもらっています。ホリプロさんと一緒にタレントとして「ドロンジョ」を育てたいなと思っているんです。

塩野:実写ではないんですか? やっぱり深田恭子さんの演じられたドロンジョは強烈な印象でした。

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