ネット会議で印象の良い人と悪い人の「4つの差」 「話し方」はもちろんだがそれ以外の要素も重要

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オンライン時代のコミュニケーションは「話し方」だけでは不十分なのです(写真:zak/ PIXTA)
コロナ禍で、ビジネスでも「画面を通してのコミュニケーション」が当たり前になりました。社内のミーティングはもちろん、会ったこともない相手からZoomだ、Teamsだとアクセスリンクが送られてきます。積極的にYouTubeやTikTokなどでビジネスの情報を発信する会社も増えています。
もはやコミュニケーションの手段としてオンラインは主流と言ってもいい状態ですが、その伝え方を見ると、残念ながらまだまだ改善の余地がある方がほとんど。ではどうすれば?
元NHKアナウンサーの松本和也氏の著書『元NHKアナウンサーが教える 話し方は3割』から一部抜粋、再構成してお届けします。
前回:「プレゼンが全然響かない人に通じる残念な共通点」(1月11日配信)
前々回:「プレゼンのヘタな人が知らない『話し方』3大要素」(2021年12月22日配信)

「今までと同じようになんとなく話す」ではNG

オンラインのコミュニケーションは、今までと同じようになんとなく話すのではなく、オンライン時代にあったコツを知ることが必要です。それさえ気をつけていれば、苦手の人が圧倒的に多い「オンラインでのコミュニケーション」で差をつけられます。

①画面の映り方 ②音声機器の使い方 ③話し方 ④ホスピタリティーという4つのポイントに絞ってお話ししていきましょう。

①まずは「映り」を気にせよ

私は、いつもクライアントに、「オンラインコミュニケーションの際は、テレビに出演するつもりで伝えてください」と話しています。

テレビの世界では、今も昔も「視聴率」が評価の基準です。「見てもらってなんぼ」の業界では、視聴者に見続けてもらうためのさまざまな工夫を重ねてきました。

画面を介してのコミュニケーションという点で、オンラインもテレビと同じ。「中身が良ければ見た目なんてどうでもいい!」なんてことはありません。ぜひ、テレビのディレクターになったつもりで、まずはご自分の「映り方」をチェックしてみるといいでしょう。ポイントは3つです。

1. 大切なのは「カメラの位置」

まず、話し手の姿を映すカメラのレンズの「高さ」から。ニュース番組でアナウンサーはカメラに正対して座っていますね。この形を作ります。

ノートパソコンを普通に机に置いて使うとカメラのレンズは目の位置よりもかなり下になります。これだと、相手からは、見下ろされている印象を持たれる恐れがあります。また、顔の下半分が大きく映るため、ちょっと下膨れ気味に映る場合もあります。

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