週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

ネット会議で印象の良い人と悪い人の「4つの差」 「話し方」はもちろんだがそれ以外の要素も重要

8分で読める
  • 松本 和也 プレゼン・スピーチコンサルタント、元NHKアナウンサー
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

話し方というと「滑舌・発声」をよくすること、と考える方が多いのですが、滑舌練習するよりも、「ゆっくり」「はっきり」話すよう意識して話すほうが、ずっと即効性がありますよ。

また、オンラインでは、話す音量や微妙な表現のニュアンスが少なからず失われます。そのような環境でリアルのときと同じように話すと、メリハリが感じられず、長く聞いていると退屈な感じに聞こえることが多いものです。

そこで、スピードや間、声の高低など、リアルのとき以上に変化をつけて話すようにしましょう。大事な部分は、ひときわゆっくりと噛んで含めるように。声の高さも、ずっと同じ高さでなく、エピソードなど軽い話のときはやや高めに、重要な内容は低めの太い声で話すなど工夫するようにしてみることです。

見えない相手への「想像力」と「心遣い」を

④最後のカギは聞き手へのホスピタリティー

最後に最も大切なこと。それは、聞き手への心遣い、いわゆるホスピタリティーがあるかないか。ここで大きな差がつきます。

『元NHKアナウンサーが教える 話し方は3割』(中央経済社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

オンライン時代、聞き手は目の前にいません。当然彼らの反応も感じにくくなります。だからこそ、聞き手の気持ちをリアルのとき以上に想像するようにしましょう。相手にどう見え、どう聞こえているのかをつねに意識するのです。

また、話すときもただ話すのではなく、遠くにいる人に向かってことばが届くよう、ふだんよりも「一生懸命語り掛ける」ようにしましょう。私がアナウンサーだった頃、実は最も意識していたのは、この「語り掛ける」ことでした。

見えない相手に伝えるには「想像力」と「心遣い」を忘れない。これこそ、オンライン時代のコミュニケーションの成否を分けるポイントなのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象