面接官が数人であれば、まだ話し合いによって目線を合わせることも可能です。しかし会社が成長し、面接官が増えたらどうなってしまうでしょうか? そのつど話し合って目線合わせをするのは不可能になりますから、会社として明確な基準を持っておくしかありません。
とはいえ、そのような基準を明確化するのは簡単なことではありません。言葉で定義したとしても、その解釈は人によって異なってくるため、経験を重ねることでしか学べない面もあるからです。
そんなことを考えて導入を決めたのが、面接で聞いたことやその所感をすべて履歴として残すシステムでした。
営業日報のような面接履歴
イメージとしては、営業マンが残している「営業日報」や、会議の「議事録」のようなものです。詳細な「営業日報」があれば、担当者が途中で代わっても、前任者が何をしていて、相手がどういう反応をしたか、続く自分は何をすべきかがわかります。ビズリーチがオリジナルのシステムで残している面接履歴も、それと似ています。
このように、面接の内容を文章化して残し、続く面接官には何を重点的に確認してもらいたいのかまで書いて、次の人に履歴を引き渡します。
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