会社としての面接基準とは?
会社が大きく成長するにつれて、社員数が増え、採用人数も増えていきます。それに従って増えるのが、面接官の人数。現在、ビズリーチでは、メンバー20人程度で応募者の面接に当たっています。
まだ会社の人数が30人以下だった時期は、僕とCOO(最高執行責任者)、CTO(最高技術責任者)の役員3人で面接を行っていました。3人の出身は、営業とマーケティング、そしてエンジニアなので、それぞれが違った判断基準で相手を見ます。専門分野のスキルに関しては、その分野に精通した者でしか判断できない部分もあります。
しかし、それ以前の基礎的なスキルや仕事に対する考え方や将来に対する思いなど、会社のコアバリューに関係する部分に関しては、誰が面接しても同じように評価できるようにするべきです。すなわち、会社としての面接基準をそろえなければならないということです。そのことを痛感したのは、次のようなことが頻繁に起こっていたからでした。
応募者全員の面接履歴をすべて残す
まだ面接を始めて間もない頃、1次面接で僕が通したのに、次のCTOの面接で応募者が落とされていたことがありました。逆に、COOが1次面接を通したのに、僕が次の面接で落としたこともありました。
ほかの人では判断しえない専門スキルの部分で条件に合わなかったのであれば仕方がありません。しかし、そうでない部分、会社のコアバリューと合致する人材か否かを判断する部分で、面接官同士の目線合わせができていなかったことも少なくありませんでした。1次面接を通した人、2次面接で落とした人、貴重な時間を作って面接を受けに来てくださった方、双方の貴重な時間と労力というコストをムダにしてしまったことになります。
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