町岡さんが社長…ではなく『まちのおかしやさん』だから《おかしのまちおか》。創業71年目で明日上場、"独り勝ち"の意外と単純な理由とは?

高円寺北口店の外観(写真:筆者撮影)
「町岡さん」がやっている訳ではない
「まちのおかしやさん」だから、略して「まちおか」ーー。
駅前やショッピングモールでよく見かける菓子専門店・おかしのまちおか。運営元の「みのや」は明日7月18日、創業71年目にして東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
実は、おかしのまちおかはここ数年、右肩上がりの成長を続けている。直近の2024年6月期は売上高225億円、営業利益9億6700万円。3年前に比べて売上高は3割増、利益はなんと5倍近くになっている(開示のある経常利益で計算)。

(画像:みのや『新株式発行並びに株式売出届出目論見書』より引用)
近年は出店も積極的で、7月15日現在、209店舗を展開するうち、直近1年で17店舗を開店している。
上場後は、さらに出店を加速させるものとみられるが、ここで率直な疑問が浮かぶ。「“お菓子専門店”という業態でなぜ『独り勝ち』しているのか」ということだ。
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