町岡さんが社長…ではなく『まちのおかしやさん』だから《おかしのまちおか》。創業71年目で明日上場、"独り勝ち"の意外と単純な理由とは?

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これらは「スポット商品」と呼ばれる特売品だ。メーカーがスーパーやコンビニに対し販売しきれなかった旧規格品や期間限定商品を、みのやが好条件で一括して仕入れることに成功。

それらを特売価格で店頭に大々的に陳列するスタイルにより、通りがかりの客の目に留まり菓子を手に取ってもらいやすくなっている。さらに、近隣のスーパーやコンビニでは見かけない商品が見つかる楽しさも来店動機となっているようだ。

客単価は平均600~650円前後

店内に入れば、壁両面にはびっしりとお菓子が陳列され、通路はひと2人がぎりぎり並んで通れるぐらい狭い。それだけ商材がひしめくぶん、併売を誘発する戦略が見て取れる。

荻窪店の内観
荻窪店の内観(写真:筆者撮影)

客単価は平均600~650円前後だというが、品数にすれば5~6品を購入している所感だ。お菓子あふれる店内を回遊するうちに、「あれも欲しいこれも欲しい」となるのは消費者の自然な心理であり、店頭からスムーズな導線を敷いている。

荻窪店の内観
荻窪店の内観(写真:筆者撮影)
荻窪店の内観
荻窪店の内観(写真:筆者撮影)
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