
感染者増で売り上げが再び落ち込んでいる
――2020年はタクシー業界全体が過去に例のない水準の大打撃を受けました。あらためて振り返ってみていかがでしょうか。
グループ全体で苦しい1年だったことは間違いないです。いちばん厳しかったのが、4、5月。緊急事態宣言下では、通常の半分くらいしか稼働させなかったこともあり、前年比の30%程度まで売り上げが落ちました。

そこから少しずつ上がってきて6月くらいから回復傾向に転じてきた。8月に夏休み入って経済活動が鈍って少し落ち込んだけど、9、10、11月は戻り始めました。
ただ11月後半からまた落ちはじめ、今はまたよくない状況になっている。
2019年ベースでみると当社の1台当たりの平均売り上げ(1乗務)が約5万6000円。それが去年は10月の一番いいときですら4万5000円でした。何とか前年の7割近くまで戻ってきていた数字が、感染者増に伴い12月以降は再び落ち込んでいます。
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