必要なタクシー代をケチる人の残念な考え方 時間と成果を得るために効果的に投資しよう
「10年後もお金に困ることなく食べていく自信はありますか?」
そう聞かれて「はい」と即答できる人は少ないかもしれません。この10年間を振り返るだけでも世の中は激変しました。この先も内外の変化に対応してずっと稼ぎ続けるのは、簡単なことではありません。
「お金に困らない人」と「お金に困る人」の違い
私はセミナーや講演会などを通して経営者や会社員、士業、公務員などさまざまなタイプのビジネスパーソンと接していますが、学歴が高かったり、社内で実績を出していたり、難関資格を持っていたりしても、お金に困っている人を大勢見てきました。
一方で、そうした人たちと実力的には大差がないにもかかわらず、社内外で必要とされ、まわりがうらやむような年収を稼ぎ出し、お金に困らない人たちがいます。
拙著『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』でも解説していますが、両者の違いは周りからの評価です。実力をちゃんと評価され、「お金に困らない人」には考え方や行動原則に共通点があります。逆に「お金に困る人」とはどんな違いがあるのか。2つの例をご紹介しましょう。
●食える人は、タクシーに乗って時間を買う
30℃をはるかに超える暑い夏の日に、駅から徒歩30分の取引先を訪問する用事があったとします。
お金に困る人は、「もったいないから」と徒歩で訪問先に向かいます。そのため到着したときは、汗が大量にふき出して、ワイシャツもびっしょり。その姿がみすぼらしく見えれば、取引先からは軽く扱われてしまいかねません。
一方、お金に困らない人は、駅からタクシーに乗り、書類の最終チェックをしながら、余裕をもって取引先に到着。タクシー代こそかかりますが、時間を有効に使い、先方にも不快感を与えることはないでしょう。
お金に困らないためには「お金で時間を買う」という発想も必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら