コロナ禍で生まれた「社内コミュニケーション問題」
新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、リモートワークの機運がさらに高まりそうです。通勤がなくなり、楽だという声がある一方で、環境面や生産性の理由から、二の足を踏む企業や人も少なくありません。
11月4日に東京商工会議所が発表した調査によると、リモートワークを実施している企業は53.1%と6月上旬に比べ、14.2ポイント減少しました。「企業規模が大きいほど導入率は高く、中小ほど低い」という結果でした。
「働き方改革(時間外業務の削減)が進んだ」「業務プロセスの見直しができた」「コスト削減につながった」などとその効果を評価する声も多かった一方、「社内のコミュニケーション」(57.9%)に大きな課題意識を抱えていることが浮かび上がったのです。
リモートワークをしている多くの人が実感しているように、「リモートワーク最大のネック」ともいえるのが、この「社内コミュニケーション」です。「同僚や上司と話す機会が減った」「気軽に雑談できる場がなくなった」など、今さまざまな問題が生じています。
コロナ禍によって変質する「社内コミュニケーション」は、今後、どのようにしていけばいいのでしょうか。
今回は、その「社内コミュニケーション」について、問題点と解決のヒントを掘り下げてみます。
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