日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は、発売たちまち4万部を突破するベストセラーになっている。コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「現代の伝染病『孤独・孤立』を乗り切る3対策」について解説する。
「精神的な孤独」は多くの疾病の重要因子
コロナ禍で、なかなか人に会えない状態が続いています。そんななか、孤独に悩む人も増えており、ある調査では、20代の3人に1人が「孤独や寂しさ、不安を感じることが増えた」と答えていました。
自殺者も急増しており、CNNなど海外メディアが一斉に「日本ではひと月の自殺者がコロナで1年で亡くなった人数を上回った」と報道する事態となっています。経済的な理由だけではなく、こうした「精神的な孤独・孤立」についても、目を向ける必要があるでしょう。
日本では、「孤独」が「1人」や「自立」と混同され、美化されがちです。しかし、「つながりたいのにつながれない」「頼りになる人がいない」「支えてくれる人がいない」という「孤独」は精神疾患、認知症、心臓病など多くの疾病を招く重要因子と捉えられ、海外では「現代の伝染病」と危惧されています。
イギリスでは「孤独担当大臣」を設け、国を挙げてその対策に取り組むほど。コロナ禍で、世界レベルでその状況は悪化しており、各国で大きな社会問題としてクローズアップされています。
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