「話がしたい!」現代病「孤独」を乗り切る3工夫 「何でもメール連絡…」それで本当に大丈夫?

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「全身の五感」で感じ取っていた情報を、「目」と「耳」だけで吸収しなければならないオンライン環境でのコミュニケーションは、次の「3つのポイント」に気をつけてみましょう。

「オンラインで関係性を深めるため」の3つのポイント

【1】しっかりと「アイコンタクト」を交わす

対面・非対面にかかわらず、コミュニケーションにおいて、「視線を交わす」というのは大きな役割を果たしています。「見つめ合う人の脳は同期する」ことが研究でわかっており、「目線を合わせること」で心理的距離が縮まるのです。

リモートでしっかりとアイコンタクトを交わすためには、カメラの位置を「自分の目線の高さ」に合わせて、しっかりとカメラを見て話すことが大切です。

注意しなければならないのは、画面上に映る相手の顔とカメラが離れている場合、画面上の相手を見てしまうと、カメラの位置とずれてしまい、あなたが視線をそらしているように見えてしまいます。

パソコンの角度や高さ、相手の顔を映し出す位置などを調整しながら、なるべく視線が合わせられるようにしてみましょう。

ウェブ会議で「顔を見せるべきか、見せないか」というご相談をよく受けるのですが、「時と場合に応じて」とお答えしています。

つねに顔出しということですと疲弊してしまう一方で、顔を見せないままだと、つながりにくいときもあります。目的に応じて、臨機応変に使い分けていく必要があるということです

【2】メールだけで済ませず「声」でもつながる

メールやウェブ会議ばかりが多用されていますが、実は「シンプルな電話での会話のほうが、メールなどと比べて関係性は深まる」という研究結果が明らかになっています。

「迷惑になるのでは」との遠慮から電話をせずに、メールをする人が多い一方で、電話での会話のほうが「関係性が強まった」と感じた人が多かったそうです。これは知らない人同士の会話でも同じ結果でした。

「電話での会話のほうが、ウェブ会議より正確に伝わりやすかった」という調査もあります。事務的な連絡ではウェブ会議やメールで済ませることが便利でも、「目線」や「声」を密に交わすことで、精神的つながりが深まるということなのです。

次ページ3つ目の「ポイント」は?
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