ラグビーワールドカップの日本大会が近づいているせいか、最近テレビや広告などでラグビーの日本代表選手を見かける機会が多くなりましたね。思えば、2015年のワールドカップで日本代表が南アフリカ共和国に勝利をしたときには、日本中でラグビー熱が高まって、一気にラグビーが身近なスポーツになった気がします。
筆者の勤務している英会話イーオンは、2017年からラグビー日本代表選手やレフリーの方に英会話のレッスンをしています。レッスン以外にも、ラグビー英語を取り上げた教材をeラーニングのサイトで公開して学習してもらっているのですが、筆者はその教材の制作過程で、日本のラグビー用語に和製英語が含まれているということを知りました。
今回は、ラグビーにまつわる英語表現を交えながら、スポーツ界における和製英語の是非を検討してみましょう。
反則「スロー・フォワード」と「ノック・オン」
ラグビーではプレーヤーがコートで自分のいる位置よりも前方にボールを投げると反則となります。ラグビーをよく知らない方は、もし試合を見ることがあったらプレーヤーがボールをパスするときに、横や後方にしか投げないのを確認してみてください。
もしも前方にパスを出してしまうと「スロー・フォワード(Throw forward)」という反則を取られてしまいます。ボールを意図的に前方に投げたわけではなく、落とすだけでも反則となってしまいます。こちらは「ノック・オン(Knock on)」と呼ばれています。
この2つの反則のうち、実はThrow forwardのほうが和製英語で、Knock onは英語でも同じ表現を使います。
○ Knock on(ノック・オン)
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