その和製英語、海外では全く通じません!

「名古屋のモーニング」も不思議な意味に…

あなたの英語が通じないのは和製英語のせい?(写真 :MM4 / PIXTA)
「英語公用語化」を推し進める楽天など、多くの企業研修の場でビジネスパーソンに英語を教えてきた英会話イーオンの人気講師、箱田勝良氏。これまで約1万人に教えた経験から、多くの人に共通する「弱点」が見えてきたといいます。今回も、誤った和製英語の用法について取り上げます。

 

以前、和製英語のお話をした回で取り上げましたが、ビジネスホテルを英語で何と呼ぶか覚えていますか? a business hotelではなく、a budget hotelでしたね。

ここのところ来日する外国人が急増して、特に東京や大阪といった主要都市ではbudget hotelsの予約がいっぱいになっているようです。

先日、米国人の同僚が隣の席で、出張で泊まるホテルを探していましたが、「全然空いてない」とぼやいていました。「外国人観光客でどこもいっぱいなんだよ」と教えてあげると、「だからどのホテルもチャペルを作っているのか……」とブツブツ。「チャペル?」何かおかしいと、彼のパソコンをのぞき込んだら、そこにはよく遭遇する例の和製英語が……。

きちんと言いたいことが伝えられるように、まずはどの表現が和製英語なのか、そして英語では何と言うのかを知っていくことが大切ですね。今回も再び、私たちが日ごろ頻繁に耳にしている和製英語を紹介いたしますので、正しい英語での表現を覚えていきましょう。

朝の礼拝(西洋風)は無料でございます

チャペル付きのビジネスホテルなんて聞いたことがないですよね。不思議に思って「チャペルがあるbudget hotelsがあるの?」と同僚のモニターを見ると、映っていたのはあるビジネスホテルの英語サイト。同僚が指をさした先には、

【Morning Service】 7:00-9:00

と書かれていました。「モーニングサービス」。これ、一見英語風ですが、実は和製英語。しかも通じないだけじゃなくて、誤解を招きそうな厄介な表現です。

ホテルのいわゆるモーニングサービスであれば、「無料の朝食=complimentary breakfast」と言うべきでしょう。あの有名な名古屋の「モーニング」のように、カフェやレストランの「モーニングサービス」であれば、「朝食セット=a breakfast special」という表現がいいのではないでしょうか。

同僚が「ほら、こっちも!」と別のホテルのサイトを見せてくれました。

We offer a free morning service every day (Western Style).

 

これ、同僚の目には「当ホテルでは、毎日、朝の礼拝(西洋風)が無料でございます」と映っていたはず。

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