日本人なのだから、英語は日本語なまりでも別にいいじゃないか! という声をたまに耳にします。ネイティブスピーカーみたいに格好よく話したいという人もいれば、発音を磨く時間があるなら、もっと大事なことがあるという人もいるでしょう。ビジネスマンには、後者の方が多いように見受けます。
ただし、その「日本語なまり」が「通じないほどのなまり」ではコミュニケーションが取れませんので、相手に「通じる」ということは大前提。通じる範囲でなまっているのは、本人が構わないのであれば、筆者もまったく構わないと思います。
今回は、とことん発音を磨きたい方にも、とりあえず通じればいいという方にも、押さえておいてほしい英語の発音のポイントを取り上げてみます。
ムクダーヌルズで、ヴネラミウクシェイク?
I love McDonald’s Vanilla Milkshake. 「マックシェイクバニラが大好きです」
この英文には、日本人が言うと通じないとよく言われる単語McDonald’s「マクドナルド」とvanilla「バニラ」が入っています。
発音が通じないと、「Lの音やVの音がうまく発音できないから…」というように、個々の音ばかりが気になってしまいますが、実は「通じる」か「通じないか」という点では、どの音節を強く読むかというアクセントの方が、より重要ではないかと筆者は思います。
もちろん音の間違いで通じないこともよくありますので、個々の音はどうでもいいという訳ではありませんが、音の間違いよりもアクセントの間違いの方が、より「通じない」原因になる可能性が高いと覚えておいてください。ですから、「最低限通じればいい」という方は、アクセントの方を特に意識するといいと思います。
McDonald’sのアクセントはDonの部分にありますので、McDónald’s(ムクダーヌルズ)/məkˈdɑnəldz/となります。日本語のように「マクドナルズ」と言っても、ほぼ通じないと思ってください。
vanillaはnilの部分が強くなりますので、vanílla(ヴネラ)/vəˈnɪlə/となります。カタカナで「バニラ」と言うときのように、vánilla(ヴャネラ)/ˈvænɪlə/とvaの部分を強く言っても、ネイティブスピーカーには通じないでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら