外国人爆笑?和製英語のここに気をつけろ 使い方次第でとんでもない意味合いに!

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(写真 : wavebreakmedia / PIXTA)
「英語公用語化」を推し進める楽天など、多くの企業研修の場でビジネスパーソンに英語を教えてきた英会話イーオンの人気講師、箱田勝良氏。これまで約1万人に教えた経験から、多くの人に共通する「弱点」が見えてきたといいます。前回記事に続き、なんとなく使ってしまっている和製英語のワナについて取り上げます。

前回記事では、お互いに気まずくなってしまう、間違ったカタカナ英語の使い方について紹介しました。今回は、まじめな仕事のシーンでも爆笑につながりかねない、カタカナ英語について取り上げてみたいと思います。

誰に会うの?

生産ノルマ、売り上げノルマのように使う「ノルマ」というカタカナ語。もともとはロシア語だったよう。目標数値という意味で使われますが、これも英語と勘違いしてそのままnormaという人がいます。英語でnormaと聞くと女性の名前のNorma「ノーマ」が思い浮かぶくらいでしょうか。英語ではノルマのことをquotaと言います。まったく違う単語なので気を付けてください。

日本語も英語もわかる筆者には、研修生がnormaと言えばquotaのことだとわかるのですが、同僚のイギリス人教師は、初めて聞いたときにはさっぱりわからなかったと話していました。

営業マンの研修生がI think I can meet my Norma.(<ノルマ>を達成できそうです)と言ったときに、その教師もnormaを「ノーマ」という名前の女性と思ったそう。つまり私のノーマと会うことができそうです」と解釈したのですね。しかもmy Norma「私のノーマ」なんて言うからには、これは彼女に違いないと思い、Where are you going to meet your girlfriend?(ガールフレンドとどこで会うの?)と聞き返したらしいのです。研修生は「は?」という反応。さらに、Who’s Norma?(ノーマさんて誰?)と聞くと、研修生はMy norma(私のノーマ)と言う。どちらも混乱したようでした。

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