もちろん、アクセントを間違えても、さすがに文脈から「リビングルーム」のことだろうと推測できます。でも、このような複合名詞(複数の単語でひとつの名詞として意味を成すもの)のアクセントは特に注意しましょう。アクセントを間違えると、複合名詞には聞こえませんので、バラバラの単語に聞こえてしまいます。聞き手は戸惑って、「あれ?」と、その都度考えさせられ、いちいち本来の意味を推測しなければならず、とても聴きづらいのです。
ほかにもたくさんありますので、まずは分詞+名詞の複合名詞をいくつか例を挙げてみましょう。
swimming pool(プール)は、swimmingを強く言ってswímming pool(スウェメン・プーウ)が正しいアクセント。swimming póol(スウェメン・プーウ)やswímming póol(スウェメン・プーウ)では「泳いでいるプール」という意味になってしまいます。
sleeping bag(寝袋)も、sléeping bag(スリーペン・ビャッグ)とsleepingにアクセントがあれば「寝袋」になりますが、sleeping bág(スリーペン・ビャッグ)やsléeping bág(スリーペン・ビャッグ)だと「眠っているバッグ」になってしまいます。
皆さんも似たような複合語を思いついたら、辞書を引いてみてください。アクセントの場所が記されているはずです。
イヌの丸焼きを食べた?!
複合名詞にはいろいろなものがあります。代表的な組み合わせは以下の3つでしょう。
複合名詞の中には、firefighter(消防士)のようにひとつの単語になってしまったものもあれば、police officer(警察官)のように2語のままでひとつの意味を成しているものもあります。どちらも複合名詞として同様に扱います。
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