「アクセント」を変えれば英語は数倍通じる! 通じなくて悩んでいる人の「意外な盲点」

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こんな風に日本人がアクセントを間違いやすい単語をいくつか挙げてみましょう。アクセントの位置を意識して、日本語と英語の両方で読んでみてください。間違えて覚えていたものがあったら、記憶の修正をしましょう。

システム・ネーチャーは、どんな仕事?

少し前のことですが、仕事の後に新人教師のジョンと一緒に、会社近くのイタリアンレストランに行ったときのことです。よく利用するレストランなので、店員さんたちとも顔なじみなのですが、どうやら筆者が見慣れない外国人を連れてきたということで、彼らが「誰だろう?」とひそひそざわめいているのが聞こえてきました。

このレストランの店長は留学経験もあり、英語とイタリア語が達者。そこで店長にジョンを紹介しようと思ったのですが、あいにくこの日は店長が休みのようで不在でした。

そこに、サブマネージャーのヤマダさんが筆者たちのテーブルにやってきて、「新しい先生ですか」となんだか嬉しそう。目下、英会話を勉強中のヤマダさんは、外国人と英語で話せるのが楽しいようでした。

「昨日着任したばかりのジョンです。彼は日本語がほとんどできないので、いろいろとお迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。ヤマダさん、せっかくなので、英語で自己紹介してみませんか」と振ると、照れながらも大きくうなずいていました。その時の会話が以下の通りです。

残念なことに、ヤマダさんのmanagerの発音は通じませんでした。日本語の「マネージャー」のような感じのアクセントでヤマダさんがmager(マネイジャー)/məˈneɪʤɚ/と間違って言ってしまったために、ジョンにはture(ネイチャー)/ˈneɪʧɚ/と聞こえてしまったようなのです。その結果、assistant managera system natureという意味不明な言葉に…。筆者は、横で聞きながら、やはりネイティブスピーカーにはアクセントが大事なのだと再認識したのでした。

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