就活「ウソでも第一志望と答える」は絶対なのか

大学生の4つの悩みや疑問に専門家が回答

就活に関する悩みや疑問は多い (写真:ABC/PIXTA)
2020年卒の就職活動は、エントリーシートの受付などが始まる3月1日の広報開始解禁日から1カ月以上が経った。すでに内定を持つ学生もいるだろう。しかし就活はまだ始まったばかりだ。
そこで今回は、学生のリアルな悩みや疑問を解決すべく座談会を開催。4人の就活生に集まってもらい、リクルートキャリアの専門家(「リクナビ」エグゼクティブアドバイザー・大家純一と「就職みらい研究所」所長の増本全)に思いの限りを語り合ってもらった。

学生も企業も対等な立場

【質問1】内定を取るために、第一志望でない企業にも第一志望だとウソをつくべきなのか?

「僕の周りには、行く気のない企業に『第一志望群です』とウソをつき、保険として内定を持つ友人がいます」。議論の口火を切ったのは、金融や不動産の仕事に関心を持つ早稲田大学4年の蓬田崚さん(22)だ。蓬田さんは、こんなモヤモヤを打ち明ける。「理解はできますが、企業によく思われるために自分を偽るのは気が引けます」というのだ。

【回答】ウソは不要。企業も学生も、対等に選ぶ立場という気持ちで

増本:そもそもウソをつかなければならないという発想は、「企業は選ぶ立場、学生は選ばれる立場」という考えに基づいている。しかし学生もまた企業を選ぶ立場なので、本来は対等だという気持ちで臨んでほしい。ウソは不要だ。

『就職四季報』特設サイトはこちら

面接をする人事担当者や社員も、かつて就活を経験したわけで、学生の温度感はわかっている。例えば食品メーカーの面接で、第一志望だと主張する学生がいたとする。ほかに受けている企業を聞き、志望理由の一貫性もなく金融ばかりなら、面接担当者は腹落ちしない。

企業は第一志望と回答されたいのではなく、選択軸と働く意欲を見たいのが本音だ。自社にそれほど興味を示していない学生でも、話を聞いてその人を採用したいと思えば、熱心に説得するだろう。だからこそ、学生もおべっかを使わずにフラットでいてよい。

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