「能力のピーク」が40代以降に来る人の思考法

「若いほどいい」は思い込みだ

もう自分は学ぶには遅すぎる…などとあきらめないでください(写真:muu / PIXTA)

もう若くないから、学ぼうとしても効果が薄い……そんな方に朗報です。

学ぶ能力というと一般的には年齢が若い時にピークを迎えると思われています。筆者が身を置いていたIT業界でも、「エンジニア35歳定年説」というのがまことしやかに言われています。35歳を過ぎると日進月歩のテクノロジーを覚えていくのが難しくなるからというのがその理由です。しかし、以下のデータを見ると、学ぶことが必ずしも若い方だけに有利というわけではないことが見えてきます。

人間の能力のピーク年齢は能力ごとに異なる(図:筆者作成)

学びのピークはこれからやってくる

図はマサチューセッツ工科大学(MIT)の認知科学研究者で、加齢に伴う知能の変化に関する研究を率いるジョシュア・ハーツホーン氏の研究結果によるもの。人間の能力のピーク年齢は、能力ごとに違っているということを示しています。

この連載の記事一覧はこちら

情報処理力や記憶力などは10〜20代でピークを迎えます。大量の知識を覚える受験勉強などは確かに若いほうが有利ということでしょう。しかしすべての能力のピークがこの年齢ではないのです。

たとえば、集中力は40歳を超えてからがピークです。私個人を振り返ってみると、確かに40歳前後は電車の中でも周りの音がまったく気にならず短時間で資料を作っていました。そして人の感情を読み取る力も48歳がピークです。いろいろな立場や経験がなければ相手の感情を理解することは難しいでしょうから、頷ける分析結果です。

次ページ理解する能力は50歳がピーク
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激突! アサヒvs.キリン<br>「正反対」のビール戦略

2020年に豪州最大のビール会社を買収するアサヒグループHD。国内縮小を見越し「スーパードライ」集中でグローバル化を強化する。一方、キリンHDは化粧品・健康食品のファンケル買収などで多角化を推進。正反対の戦略の成否は? 両社トップに聞く。