英語には年代別に「ベストな学習法」がある 20代が英語を学ぶには「TOEIC」が最強なワケ
現在、私はフィリピンのセブ島でQQEnglishという英会話学校を経営しています。といっても、昔から英語と関係のある仕事をしていたわけではなく、その前は、QQ便というバイク便会社の経営者。まったく英語とは関係のない世界で生きていました。
そんな私がひょんなことをきっかけに40歳にして英語に目覚め、10カ月の猛特訓の末、どうにか仕事で使えるレベルの英語を習得。いまは海外で英語を使って仕事ができるまでになっています。そして、こうした海外での仕事を通じて、さまざまな人とコミュニケーションをとっていてつくづく感じるのは、ビジネスの世界では、年代によって求められる英語力は微妙に異なる、ということです。
そこで、今回は、年代別の英語学習法について、英会話学校の経営者の立場から述べていきたいと思います。
英語習得に必要な時間は約2200時間
英語圏で生まれ育てば、たいていの人は英語が使えるようになります。その意味で、誰しも、潜在的には英語を使える力を持っているのです。ただ、英語圏以外で生まれ育ち、大人になってから英語を身につけるとなると、楽ではありません。英語圏の子どものように「自然に身につく」というわけにはいかず、しっかりと時間を確保して、学習する必要があります。
では、どれくらいの時間を確保すればいいのか。
米国務省の付属機関で、外交官の語学研修等を担うThe Foreign Service Institute(FSI)によると、日本人が英語を習得するのにかかる時間は約2200時間といわれています。日本人の場合、中学・高校での学校教育でだいたい1000時間くらいは英語を学習しています。つまり、ほぼ半分はクリアしているわけです。
なので、社会人になって本気で英語を使えるようになりたいと思ったら、とりあえず「1000時間、英語を学習する」を目標にすればいいのではないでしょうか(本当は1200時間ですが、目標を立てるときはシンプルなほうがいいので、1000時間とします)。
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