「なぜか英語ができない人」に欠けている視点 話す以前に足りないものはないか?
経済のグローバル化が急速に進む中、日本人ビジネスパーソンたちにとって、仕事において英語が使えることが必要最低条件となりつつあります。「なんとかして、短期で英語を使えるようになりたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「40歳を過ぎて英語をはじめるなら、TOEICの勉強は捨てなさい。」の著者である私が、英語力ゼロにもかかわらず40歳にして一念発起し、たった10カ月で、ビジネスで必要な英語を使えるようになった「英語勉強法」をお伝えしたいと思います。
「have」や「make」のスペルすら忘れていた
40歳のころの私の英語力は、惨憺(さんたん)たるものでした。
高卒なので、大学受験のために猛烈に英語を勉強した経験もありません。20代前半に、1年間、米国で生活をしてみたのですが、話せない、聞けない、読めない、書けないで、さんざんな思いをしました。
このことが大きなトラウマとなったようで、その後、英語を極力避けてきました。超ドメスティックな業種であるバイク便会社を経営していたので、仕事で英語を求められることもありませんでした。そのせいで、40歳で英語の勉強を始めたときには、「have」「make」のスペルさえも忘れていたくらいです。
それが、あるイタリアのスクーターに一目ぼれをして、その作り手のイタリア人オーナーと、どうしてもバイクについて語り合いたいと思い、「英語を勉強するぞ」となったわけです(超がつくほどのバイク好きなもので……)。
そこでまず選んだのが「語学留学」でした。しかも、フィリピンのセブ島で。「1カ月約10万円」(当時)という破格の安さと、「1対1のマンツーマンレッスンが中心」という充実のカリキュラムに引かれ、1カ月、留学してみることにしたのです。
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