「なぜか英語ができない人」に欠けている視点

話す以前に足りないものはないか?

では、どうやって暗記したか。具体的には次の方法です。

* 毎日、できる範囲で必ず音読する。その際、かかった時間を計測する。
* 覚えているかを、ときどきテストする。
* 覚えられない短文は、手でも書いて覚える。
* 電車などでの移動時間やちょっとしたすき間時間では、つねに教材を読む。
* CDの音源を移動中などに聴き、ときどき、音を聞きながら自分も繰り返す「シャドーイング」もする。
* 歩いているときに、覚えているかぎりの短文をブツブツとそらんじる。
* 鏡を見ながら、英語ネーティブになりきって、覚えた短文を唱える。

 

さすがにこれだけやると、377の短文がスラスラ言えるようになります。この勉強期間の後半には、「最低でも1日1回、377の短文すべてを、教材を見ながら一気に音読する」というのを課したのですが、気がついたら1冊を18分という超スピードで読めるまでになっていました。始めてから10カ月後くらいには、教材を見ないでもスラスラと暗唱できるまでにもなっていました。

もう1度、セブ島留学に行ってみた

もっといえば、あれから10年以上経った今でも、それぞれの短文を連想できる言葉(たとえば、“Take advantage of this rare opportunity“という例文であれば、“rare opportunity”だったり、“take advantage of~”など)を言われれば、つらつらその短文が出てきます。徹底反復というのは、そこまで強固に記憶を定着させることができるようです。

徹底反復のパワー、恐るべし、です。

そして、377の短文のインプットが完成していくにつれて、実際の英語でのコミュニケーション力も向上していきました。この10カ月の間、『DUOセレクト』を丸暗記しつつ、1~2週間のセブ島留学も何回か繰り返したのですが、そのマンツーマンレッスンでは、ボディランゲージ中心から、少しずつ言葉での会話ができるようになっていきました。インプットがしっかりしてくるだけで、ここまで変わるものなのかとわれながら驚きました。

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