
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第191回は、大学選びの落とし穴についてお話しします。
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志望大学はどう選べばいいか?
これを読んでいるのが大人の方であれば、この問いに対する答えは「偏差値」だったという人が多いのではないでしょうか?
高校生にとって最も身近な指標、「偏差値」。模試を受けたあとに出てくるその数字をもとに、「今の自分は偏差値60だから、じゃあ偏差値63のこの大学を目指そう」といったように、偏差値を軸に志望校を決めていく……これが1番ポピュラーでよくある決め方ですね。
もちろん、学校の先生たちはよく「将来の夢から逆算して学部を考えよう」「やりたいことから大学を選ぼう」とアドバイスしてくれるでしょう。ですが、実際には「この大学のこの学部で、こういう分野を学びたいから受験する!」と明確に決めている高校生は少数派だと思います。
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