「なぜか英語ができない人」に欠けている視点

話す以前に足りないものはないか?

ところが、その留学中に重大なことに気がつきました。頭の中に最低限の英語の「インプット」がないと、いくらマンツーマンレッスンを受けても、英語を使えるようにはならない、ということ。

よく、英語圏で暮らし、英語を使わざるをえない環境に身を置けば、自然と英語が身に付くという人がいますが、これは大きな勘違いです。必要最低限の単語や熟語、構文、さらに基礎的な文法知識をインプットできていないかぎり、どんなに英語漬けになっても、英語は使えるようにはなりません。「ない袖は振れぬ」ということわざがあるように、インプットがゼロでは、アウトプットできるはずがないのです。

私はセブでのマンツーマンレッスンで、そのことを痛感しました。インプットされている英語がわずかしかないため、レッスン中、言葉がほとんど出てこず、コミュニケーションのほぼ9割が、身ぶり手ぶり、表情でといったボディランゲージに頼る始末。それでもそこそこ意思疎通はできましたが、「会話」とはいえません。

インプットをどうやって増やしたか

この状況を打開するには、とにかくインプットを増やすことだと考え、私はまずそこにエネルギーを集中させることにしたのです。その手段として選んだのが、『DUOセレクト』という、大学受験生やTOEICのスコアアップを目指す人たちから絶大な信頼を得ている英単語・熟語の教材です。私はこの教材1冊を徹底的に使い倒し、10カ月後には、ビジネスで特に不自由なく英語が使えるレベルにまでなったのです。

たった1冊の教材で、英語が何とか使えるレベルになるのかと、驚く人もいるかもしれませんね。私自身もビックリしました。でも、それが可能なほど、この教材は「よくできている」と感じました。

この教材の基本構成となっている377本の短文には、単語や熟語の重複がありません。それらの短文をすべて暗記できれば、現代英語の必須単語1000語と熟語600が覚えられるという、極めて効率的な作りになっているのです。

次ページどんな短文が載っているのか?
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