仕事を増やす「6つのモンスター」を倒す方法

「効率化」より「前提破壊」するのが先だ

仕事の効率を上げるのではなく簡素化すべきことを見直してみよう(写真:kou / PIXTA)
「働き方改革」「生産性向上」と言いながら、そもそもやらなくていいこと、やるべきではないことをやっていませんか? 自分や組織の中での「当たり前」を見直すことが、結果、働き方改革につながります。
では、その「当たり前」に気づくには?『「残業だらけ職場」の劇的改善術』の著書もある清水久三子氏が語ります。

仕事は放っておくと「増殖」する

「仕事を減らしたいけど、どうしたらいいかわからない」--。私はさまざまな企業で講演や研修の機会をいただきますが、実に多くの方がこうおっしゃいます。

働き方改革が始まってから1年以上経ちますが、劇的に楽になったという成果を聞くことはまれです。なぜか――。それは多くの働き方改革が、仕事の効率を上げることで何とかしようとしているからです。

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大前提として、仕事は放っておくと増えていくことを意識すべきです。企業は成長するため、売り上げや利益を上げるために、新たな価値を生み出したり、創意工夫の活動をします。さらにコンプライアンス対策、ガバナンス対策、セキュリティ対策……など、社会からの要請に応える仕事、管理の仕事も増える一方です。つまり「普通にしているだけで、仕事は増え続ける」のです。

そこを意識すると、仕事の処理スピードをあげる効率化では、焼け石に水であることがわかるようになります。まずやるべきは、意図的に「仕事の総量をコントロールする(減らす)こと」なのです。

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