仕事を増やす「6つのモンスター」を倒す方法 「効率化」より「前提破壊」するのが先だ

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とはいえ、時が経つにつれ、その当時は当たり前であったことが現状にそぐわなくなってきたり、必然性がなくなってくることもあります。顧客や社会のニーズが変わってきたりという環境変化が要因であることもあれば、テクノロジーの変化によって今まではできなくて当たり前であったことができるようになることもあります。

前提には種類があると認識する

そこでおすすめなのが、自分や組織の中で当たり前、つまり前提になっていることを洗い出し、それを疑うことでその作業自体をやめたり、もっと効率のいいやり方に変えていくことです。これは「アサンプション(前提)・スマッシング(破壊)」というやり方です。革新的なアイディアを出す手法としても有名ですが、いまやっていることを疑い、やめるきっかけを探すことにも有効です。

やり方として当たり前化している前提を出すのですが、一口に前提と言っても図のようにさまざまなものがあります。どのようなものか見てみましょう。

自分の思い込み
まずは自分自身が「これをやらなくてはいけない」と思い込んでいることがないかどうかです。簡単な打ち合わせなのに資料に凝りすぎているなど、必要のない「過剰品質」は個々人の思い込みから生まれることが少なくありません。そこまでやる必要あるかな、ということを洗い出してみましょう。

うわさ・伝聞
「誰かが言っていた」「こうしないといけないらしい」――不確かなうわさや伝聞が知らないうちに前提になっていることもあります。「これって誰が言ってたんでしたっけ?」など周囲の人に確認してみて、問題がなければやめてしまうリストに入れましょう。

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清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント

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しみず くみこ / Kumiko Shimizu

アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
大手アパレル企業を経て1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成し遂げられない」との思いから専門領域を人材育成分野に移し人事・人材育成の戦略策定・制度設計・導入支援などのプロジェクトをリード。コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーとして5000人のコンサルタント・SEを対象とした人材ビジョン策定、育成プログラム企画・開発・展開を担いベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた。『リスキリング大全』など著書多数。

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